医学部合格に向けた受験勉強中のメンタルケアや食事、生活態度なども日頃の受験勉強に大きく影響します。たとえば、体調が悪い時には集中力が落ちることもあるし、模試の結果が思わしくないときは不安に感じて食欲が落ち、やる気がそがれるといったことが長期的なマイナス要因になることがあるのです。専門の機関があるということでなく、スタッフや講師が気を配ってくれるなどサポート体制があれば安心です。
ただし、医学部に合格した後も勉強は続きます。ですから日頃から自己管理できるように自分の体調を気使うことをわすれないようにしましょう。また、メンタル面については自分では気づかなかったり、どうしたらいいのかわからないこともありますので、保護者が生活面、精神面をケアしてあげることも必要になることもあります。
東京などにある予備校で地方から学生が受験勉強のため親元を離れる場合は、寮を利用することもあるでしょう。ここでは寮完備サービスを選ぶときのポイントについて紹介します。
寮には医学部予備校が直接管理している寮と民間が運営する学生会館、学生マンションなどがあります。後者の場合は一般の大学や予備校などの生徒と同居することになり、医学部を目指す受験生が1年間猛勉強するモチベーションを維持するのはとても難しいです。できれば避けてほしいところです。また、食事は非常に大切なので、朝と夜の両方を提供してくれる寮を選びましょう。顔色の変化にも気づいてくれるような、寮母さんがいればなお良いですね。
設備でいえば、自習室があるとベスト。あと、予備校と寮の距離が適度に離れている方が、オンとオフの切り替えができて受験勉強にも集中できます。
学力向上の源は健康であることが基本です。食事を規則正しく取り入れ、体調を整えることが知識の定着に影響するからです。食事の支度や栄養管理に気を使わず学力向上だけに専念できる日常の環境があると、本人もしっかり勉強に集中できますし、それを見守る保護者も安心することができます。
寮では食事を提供するほか、塾自体でも栄養バランスを考慮した食事を提供しているところもあります。必然的に食事を摂る時間が決まってくるため、毎日の生活パターンも定着し、受験に向けての自己管理もしやすくなります。このような環境が、医学部を目指す受験生の合格率の高さにつながっているケースが多く見られます。毎日通う予備校ですから、食事面が気になる場合は食事提供サービスがある塾を選ぶと良いですね。